2008年6月の分
WILLCOM 03 その3
いい点と、その裏返しの悪い点みたいな感じで書けていけたらなと思う。
★画面がでかい
今までの携帯と決定的に違うのはここだろう。最近の携帯はそれなりに大きいっていうか、docomoとかだと、普通にVGAなんだっけか?自分が使っている携帯、写真のMEDIA SKINは、おそらく最も今どき一般的と思われる QVGA=320×240である。
03君はWide-VGAと言われる 800×480といういや圧倒的な解像度で(あ、もちろん、携帯としてはってことで)、一度に表示できる情報が多いってことよりも、出てくる表示がそれなりに高品質なことがうれしい。QVGAとか、それ以下の解像度のディスプレイで日本語などの表意文字の言語体系で使うのは、何かときびしいんじゃないかと、あらためて思う。自分が最初に使ったPCもモニタはVGA以下だったりはしたのだが。
ただ、まぁ、文字情報量にしろ、あるいは色数しろ、表現力が高まると、実は「センスを問われる」というマイナス面というか、権利が増えると責任も増すみたいな、仕方ない面も出てくる。んで、この Windows Mobile Classic とは、結局その名の通り、根底にあるデザインポリシーはあくまでも Windows なわけで、一言で言って洗練はされていないわけ。これは前回さんざん罵倒した操作系のダサさにも深く関係しているんだろうなぁ~と、別に裏付けがあるわけじゃないが、強く感じちゃったりする、偏見とか先入観である可能性もそれなりにあるとは思うが。
OS由来の設定画面は結局、windows の設定ダイアログそのものという感じなので、この大画面は全く活かされていない、というか、大画面の左上にチョコンと設定チェックボックスとかがあるだけという、いかにもお寒いGUIで割と悲しい気分にさせてくれたりする。このあたり、統一的になんかスキンを被せるだけでガラッと格好よくなるなんて仕組みになってないのはなぜ?という気がする。こういう、PDAとか携帯とかの組込系OSって、下へのポータビリティばっかりで上へのポータビリティは全然考慮されないんだよなぁ~。
★無線LAN設定
とりあえず、思いつきで書いているので取り上げる項目には何の脈絡も体系もござりませぬ、面目ない。
で、03君には標準で無線LANデバイスが付いている。それで、自宅でインターネットにつなぐ場合は、パケット代節約のために、自宅の無線LANに参加して通信したい。が、これもまた、なんか一筋縄でいかないというか、いちいち言っている意味が不明で、なかなか期待したようにならずに困り果てた。
「既定のインターネット接続」とか「既定の社内ネットワーク接続」とか、それぞれ、ルーティングをどうしているのか、最初わからなくて困り果てた。前者は取説に「プロバイダに接続する場合」みたいなことが書いてあるから、家庭内でもLANに参加するなら後者だろうと思ったのだが、どうも違うようだ。どうも後者だと、LAN内部しかルーティングされずに、Gatewayとかへのルーティングが設定されないような感じ、確かめていないので確信はないが。で、その状態だと、ブラウザなどで外へ出ようとすると、たとえ無線LANが接続していても、Willcom-clubだっけか、そこへダイアルしてつながろうとする。WILLCOMメールの場合はそうしないとつながらないからいいんだけど、WWWを見に行く場合は、そこでパケットを使われては困るのだよ~。
まぁ、なんとか、その辺に誤解があったことを突き止めて、ほぼ期待通りになったかなって感じであるが、ここでまた例の「一発でできるべきやろ」問題が…、それは無線LANのON/OFF。
あきらかにこれがワンアクションで出来なくてはいけないことを作り手も理解しているようなのだが、結局はそうなっていない。さらには、「MENU」->「SETTING」の一覧にもないので、Today画面とかの最上部のステータスバー右にある、とても指ではタップできそうにない、小さなアイコンをスタイラスでタップして「接続」のバルーンを出すと、そこに「無線ON/OFF」へのリンクがあるので、それをタップする。という手順になる。が、これまたあり得ないが、そのリンクは別に「トグルスイッチ」になっているわけではなくて、W-SIMも含めた(WiFiに限らない)無線接続全般の設定画面へジャンプするだけのもの。で、その画面で「内蔵ワイヤレスLAN」ボックスの ON/OFFチェックボックスを自分でタップして切り替えて、「OK」をタップという手順になる。
一応、「ボタンへのカスタム動作割り当て」みたいな機能があるので、たとえば「ワンセグボタン」(ボディ右側面に小さなワンセグ一発起動ボタンがある)の長押しに「無線ON/OFF」を割り当てることができるので、そうしてはいるが、それでもその後にチェックボックスをタップ(もちろん方向キー、決定キー、OKキーだけでも可能だが)してOKキーという手順は省略できない。
多分、内蔵無線LANのON/OFFをトグルするアプリをインストールして、それをこのボタンに割り当てることで実現可能だと思われるが、そのくらいは最初からあるべきなんじゃないかと思う。
あ~、いかん、結局マイナス面に割くスペースの方が圧倒的に多くなるなぁ。
★フルキーボードはやっぱり快適
で、今のところ、通話以外の03君の使い道というと、もっぱらWWW閲覧ということなり、そうなると、主に Opera ブラウザのお世話になるわけだが。いったんページが表示されてしまうと、このOperaの「指でぐるぐる全方向スクロール」と「指でびたぴた拡大・縮小」はかなり快適。ただし、タッチパネルが iPhoneと違って感圧式なので、「かるくトントン」って感じでは全然認識してくれない。スクロールさせる場合は、もう指についた鼻くそを壁になすりつけるくらいの勢いでベタ~ッと引きずらないといけないし、ダブルタップも、プチ餅つきみたいな感じでペッタンペッタンしないといけない。そこまでやっても、感度的には「確実」とはいかない感じ。
ところで、WILLCOM STOREで購入したので、おまけに液晶シートが付いてきたのだが、
- 右上に「WILLCOM 03」という大きくてかなりダサいロゴが印刷されていて閉口する、せめて大きさが、あるいは高さだけでもいいから、この1/4だったら…と惜しまれる、センス無さすぎだよ、WILLCOMさん。
- で、張ったのだが、少しでもずれると、少し出っ張っている縁の金属(?)部分に当たるため、シートが浮いてしまい空気が入ってピタッとならない。結局右下の部分はほんのちょっと浮いたまま。(何度かはがしているうちにシートがちょっと曲がっちゃったかな?)
なんて、マイナス面も…。これだと結局近いうちに剥がれてきちゃうだろうから、結局再購入かな、シートは。
とはいえ、この指での操作はまぁまぁいい感じ。しかし、リンクをたどるのはどうもいまいちスムーズじゃない。というか、これはもしかすると無線LANのせいなのか、あるいはどこかに設定があるのを自分が見つけられていないからのような気もするのだが、リンクをタップしてから、ある一定時間内に相手サイトから反応がないと、待たずに描画というか受信をやめてしまっているような感じになる。これは、実は自信がなくて、実は画面の描画が間に合っていないだけなのかもしれないのだが。
あ~、とりあえず画面の描画はすごく遅いのは確か。まぁ、CPUの能力から言うと仕方ないのかもしれないのだが。と、思ったがそうでもないか、昔リナザウを使っていた頃、あれは PXA250(400MHz)でも、これほど遅くはなかったような気が…。PXA270(520MHz)なんだから、もうちょっと頑張ってほしい気がする。
WILLCOM 03 その2
しかし、朝8時半に届いて、つい今まで飯も喰わずにいじっていたりした。まず、第一印象は「軽い」ってことだろうか。その軽さの影響もあるのだろうが、質感的にはイマイチ。この軽さでも本当にお金をかければ、ちゃんと質感を出せるのではないかと思うのだが、残念ながらそこは今一歩な感じだ。
次に大きさであるが、写真の通り、MEDIA-SKINは携帯の中でもかなり薄く小さい方だから、それと比較しても、一回り大きいくらいで、意外というか、びっくりするほど小さい。最近のフル装備の折りたたみ携帯となら、普通にいい勝負じゃない?っていうくらいの大きさというか、小ささだ。
ということで、質感のイマイチ感に目をつむれば、このコンパクトさはかなり二重丸だ。
だが、問題は「携帯電話」あるいは「情報端末」としての使い勝手、というか洗練具合。これに関してはかなり大きな残念感。こうしてみると、日本のPHSではない携帯電話の操作体系というのは、テンキーという制限の中でユーザーのとにかく「楽したい」というわがままに答えるために、一種「文化」になっちゃっているよなって感じなのだが、わが03君は、テンキー、イルミネーション・キー、タッチパネル、そしてさらに QWERTYフルキーボードと、これでもかっていうほど入力デバイスがあるのはいいが、それらがまるで有機的にまとめ上げられていない。
感じとしては、このハードを作り上げるところで、完全に息切れしちゃっているって感じ。おそらく iPhone はここが違うだろう。あの Touchパッドありきではなく、まずハードがある前に、操作イメージありきで、それに沿ってハードウェアが設計される…、あのデザインはいかにもそういう感じだろう。それでも、実際出回ると「いたらない」部分もあるのだろうが。(まぁ実際に触っていないので、昔 iPod+iTunesを初めて使うようになったときに感じたことを敷衍してみただけなのだが)
何でこんなこともできていないのか、と思うことがたくさんある。たとえば、マナーモードと通常モードの切り替えもワンボタンではできない。「MENU」キー→「SETTING」→「マナー」→「マナーモード」とここまでは指でのタップでたどりつける、っていうか、すでに4タップっていうのもかなりいただけないが、そこでたどりつくのは、3mm四方のチェックボックスと、マナーモードの種類を選択するドロップダウンセレクタだ。これらはもちろんスタイラスでタップする流れになる。が、実際は、イルミネーションキーをクロスキーモードにして(っていうか普通すでにそうなっているが)、選択キーでチェックボックスのON/OFFを切り替えて、「↓」でマナーモードの種類選択のプルダウンセレクタで再度選択キーでドロップダウンを出して、種類を選択。その後、「OK」キーを2回で、待ち受け画面に戻ってこれる…。
って、おいおい、マナーモードの切り替えって、それなりに使うシーケンスだと思うのだが、それさえ、こんなにダサいことになっている。当然、これだけが、特にひどいというわけではなくて、何をするにしても、とにかく一貫性がないというか、普通に考えて、ここから、これをする場合は、こうできたらいいのに~というのがことごとくできない。
そうなってしまっている根にはあるのは、複数の操作デバイスが、それぞれ他のデバイスを尊敬していないことに尽きると思う。それぞれが「俺が、俺が」で、みんなで協力して、ひとつの「03」として「かくあるべし」というものをつくりあげようという気持ちが微塵も感じられないのだ。
言い出すと、あれもこれもと切りがない。今も、また発見。縦モードでスリープに入り、その状態でキーを引っ張り出すと、その段階ではウェイクアップしない。そこでキーボードのエンターキーを押すと、復帰するのだが、なんと画面は縦モードのままなのだ。え?なんで、どういうこと?復帰の割込み時に確認するようにはなってないの?って感じ。
未成熟のソフトウェアを使う側が我慢と工夫をして使うというのは、なんか悲しい。その「我慢と工夫」を楽しめる者にとっては、これほどいい「素材」はないのかも知れないのだが、純粋に「道具」として使いたい身にとっては、あまりうれしい「特典」ではないだろう。
と、なんかいかにダメかを書き連ねてしまったが、それでも自分は使い続けるつもりだ。もちろん WILLCOM定額プランが1年縛りだというのと、端末代金も 980円x24回だから、2年間は使わなくちゃねというのもある。それに加えて、携帯では得られなかった良い点も数多くあるし、操作系などの悪い部分は Windows Mobile のアプリをインストールすることでいくらでも改善できるだろう、いやできるはずだからだ。さらに言うと、自分でアプリを作成することも可能であるはずだからだ。.NETのモバイル版でアプリを作成できたはず…。
つぎは、いい点を書いてみたいと思う。
WILLCOM 03 その1
今、使用中の携帯は、記録によると契約から109ヵ月が経っているのだそうだ。ほぼ9年間ということになる。当時はまだ「au」ではなくて、いや KDDIですらなくて、「九州セルラー」だった。
仕事場に飛び込みでやってきたセールスマンに口説かれて、それほどの必要性もなかったのに契約してしまったものだ。サンヨーの端末だったと思う。当時はまだインターネットへの接続もできず、メールはいわゆるショートメッセージ的なもの、まぁポケベルの代わりって感じだった。
その後、携帯電話のインターネット環境はあれよあれよと言う間に整備されていき、自分も携帯向けのサイトというか、Webアプリを作ってみたりで、auさんには長いことお世話になった。が、しかし、このところのauの端末の魅力のなさはどうしたことか、って感じで、別に端末を変える必要に迫られているわけでもないのに「まったく、『これっ!』っていうのがないよなぁ~」と嘆いていたりした。
そこにきて、黒船「iPhone」の襲来である。そうでなくても、他社のスマートフォンに、ここのところ目移りしてしまっている状況なのにである。いっそ、Softbank に鞍替えして、iPhoneか?とも思ったりしたのだが、なんだかんだいって、コストがかかる。初期端末代に2万円強を払った上で、さらに毎月8千円ほどになるらしい(いまいち、これが正しいのかどうかは確信がないんだけど)。まぁ、これでインターネットが使い放題になることを考えると「べラボー」というほどではないと思うが、それでも今ひとつフン切れないし、さらにそもそもしばらくは入手も難しいのではないかと思われる。
まぁ、どっちにしろ iPhone はゆくゆくは手を出すことになっちゃいそう(まぁそれまでにもっと魅力的な端末が出たりすれば別だが)だが、それは今ではない、という感じだった。
しかし、そうはいうもののスマートフォンを使ってみたいという気持ちは相変わらずでもんもんとしていたところで、ふと、んじゃ~、いっそ WILLCOMか?と思ってしまったわけ。
月々の料金的には、
- WILLCOM 定額プラン 2,900円 24時間WILLCOM同士の通話無料、24時間Eメール送受信無料
- 通話パック 1,050円 他社携帯へ48分分通話(超えると 13.125円/30s,固定電話なら10.5円/30s)
- データ定額 1.050円 10万パケットまで。超えると 0.0105円/pkt。最大3,800円(超えた分は無料)
って感じで5,000円となる。ただし、端末の割賦代金が980円×24 があるので、ほぼ6,000円が基本料金となる。これでパケットを使いまくると +2,750円となり、結局 8,730円となるが、これは、現状の au の定額Lite での通勤途中でネットを使用した場合の支払いと変わらないことになる。
ただ、auの場合、たまりにたまった通話無料の繰越がかる~く一万円を超えていたため、こちらから掛けても通話代金を気にしなくていい状況になっていたのだが、それがチャラになって毎月48分というリミットを気にしないといけなくなるのがつらいかもしれない。が、まぁ au でのたまり具合から言って、そうそう通話料を消費してしまうとは思いにくいのだが。ちなみに、現在 au の基本分は4,800円強となっている。端末代を考えないと、ほとんど同じなんだなぁ~。
まぁ、とにかくそういうことで、WILLCOM 03 を注文したのが、今月の27日(昨日)で、なんと翌日の朝には届いてしまった…、早っ!色は見ての通り、ライムトーンという、まぁ「メタリックきみどり」という感じのいろ。これ以外には、ピンクとゴールドがあるのだが、いずれも売り切れ状態だったし、そうでなくても、このカマキリ色が嫌いではなかったので、渡りに舟ってことでほとんど迷わず決定してしまった。ただ、使ってみた感じではフルキーボードの字がちょっと見づらいような気がする。ブラインドタッチは無理だが、それでもそのうち微妙な位置にはなれると思うから、致命的ではないが。
まぁ、今朝から丸一日それなりにいじくり倒してみたのだが、(まだまだ使えていない部分が山のようにあるけれど)その感想は次ということにしようと思う。
Mercury F-3 設置
というわけで、ババデンキさんは鹿児島のお店だったので、昨日午後の発送ながら、本日午前8時過ぎにはクロネコヤマトから「お届けものですが~」の電話がかかってくるというテンポの良さ。
さすがに、F-1と比較すると「でかい」。サイズ的には「204mm×840mm×275mm(グリル含む)」って感じで、高さもさることながら、断面積もF-1と比較すると、それなりに大きくなっている、ウーファー口径が大きくなっているんだから、当然といえば当然だが。また、底部にはスパイクという、ねじ込み式の尖がった釘みたいなものを4本取り付けるようになっている、実はこんなのを取り付けるようなスピーカーは初めてだったりする。もちろん、このままフローリングに置いたら、思い切り床にめり込んで4つの穴ぼこが空いてしまうので、それらのスパイクを載せる「ベース」と言われる、まぁ小さなコースターみたいなものもスパイクと同じ個数だけ付属するので、それに載せるようにして設置する。
のだが、普通に考えたらわかるようにかなりめんどうくさい。広々としたところに設置するのならまだしも、狭苦しいところになんとか設置するとなるとスパイクそれぞれの下に、ちょうどこのベースを置くというのはかなり厄介な仕事だ。
結局、設置予定場所の手前のスペースに余裕のあるところで、とりあえずスパイク4つをすべて取り付けて、いらない雑誌(A4大)の上に、先ずは前二つのスパイクを乗せるようにして後ろを浮かせて、手探りでなんとか後二つのスパイクの下にベースを置いて、それができたら、重心をベース設置済みの後二つに乗せて、前二つを浮かせてから、雑誌を引き抜き、後と同様にベースを設置した。その後は、少々フローリングが痛んでもいいやって感じで、設置予定場所までずりずりとベースが外れないように気をつけながらゆっくりずらしていってどうにか完了。
ただスパイクは設置場所の面が微妙に同一面じゃない場合のためなんだろうけど、出っ張り具合を調整できる仕組みなっているので、もし設置場所の平滑度がそれなりに見込めるのなら、スパイク取り付け時にそれなりに気を付けて同じ出っ張り具合になるようにしておかないと、あとからレンチを差し込んで高さ調整っていうのは相当に面倒そう。自分の場合は、ほぼ平滑と言ってよさそうだったので、とりあえず設置後にぐらついちゃうということはなかった。
このF-3は、いわば型落ちモデルだ。昨年末発売の新モデルのシリーズではMercury Fx custom という具合に最後に「custom」接尾辞が付いている。この新シリーズと比較すると、見た目で違うのはまずケーブルターミナル。F-3の方はなんかプラスチックのいかにも安物という感じで、customでは、これが金属製のリッチな感じのものになっている。また、内部のネットワークとか、実際はいろいろグレードアップしてはいるらしい(その分、価格もアップしている)とのことだが、見た目的にはわからない。さらに、customシリーズは、FR, F1, F4, FC というラインアップで F-3に関していうと F-3 custom というのはなくなっているようなので、customになって、音的にどう変わったか、よくなったかという比較はできない。結局、F-2, F-3という中途半端なクラスはなくなってしまって、ブックシェルフがいい人はより小さいF-1を、トールボーイがいい人は 大きくて低音もたっぷりなF-4にするでしょっていう話なんだろう。しかし、自分みたいな貧乏くさい人間にとっては F-3 クラスがセットで5万台というコストパフォーマンスには十分存在意義があると思うのだが…。とはいえ、F-4 customがセットで8万台だと F-3 custom がもしあるとすると7万弱くらいになっちゃうのかな。だとすると、やはり F-4 custom に行っちゃうかなぁ。
で、今までフロントだった Mercury F-1 custom は、サラウンドに移動。さすがに、ここを高いケーブルにするには 1,200円/m x 15m ほどは必要そうだったのでパスして、前のサラウンドスピーカセットについてきた安物ケーブルで間に合わせることにした。さすがに1,200円/m とかは無理でも、ヤフオクとかの安めのスピーカケーブルくらいは使ってあげた方がいいなぁとは思っているんだけど…、あ~、バナナプラグもヤフオクの安いのでいいや…。
ということで、早速まずは取り付けただけ状態で、鳴らしてみることにした。献立はたまたま聴いていた YeLLOW Generation の「Carpe Diem」。基本、ボーカル系JPOPしか聴かないので。で、この段階での感想だが、箱が大きくなった+ウーファーの口径も大きくなった効果はかなりのもので、結構ボコボコな音。バスレフポートはスポンジで塞いだ状態なのだが。低音が大きいので、全体としてこもったというか、霞んだ感じの音に聴こえる。で、ポートのスポンジを外してみても、あまり違いは感じられない。ま、F-1と比較すると、低音が豊かになるのは確かなようだ(って当たり前やろって感じか)。
もちろん、セッティングが Mercury F-1 custom のときのままで聴いているわけだから、基本低音鳴らしすぎになるのは当然なので、この段階では気にしない。スピーカーの変更でどんなふうに違うかをちょっと試してみただけってところ。
で、おもむろに窓とドアを閉め切り、カーテンも全部閉じて、典型的な視聴環境にしてから、アンプにセッティング用マイクを取り付けて、オートセッティングプログラムを開始。例によって、ひとしきりガーガー・ボーボー言わせてセッティング完了。さすがに珍しくもなくなってきたので、特にセッティング内容を見ることもなく一旦適用して、さっきのイエジェネの続きを鳴らしてみる。
「よっしゃ~」。ちゃんとそれぞれの音の粒立ちを保ちながら、低音の拡がりが豊かになった感じ。また、F-1のときは感じられなかった、音というより振動に近い音波も感じられるようになった。さらに仕組みはわからないが、中央の定位も良好になり、さらにいわゆるスイートスポットも若干広くなったのではないかと思われる。
F-1のときは、シャープではあったが、こじんまりとしていたんだなと、こうして比較するとよくわかる。まだ F-1のときの感じになれているせいか、F-3にして、それぞれの音がより広い空間でのびのびと響いているのが、逆に散漫な感じに思えてしまったりもしたが、少しボリュームを上げてやるとそういう感じも消えて、より広い空間が音に満たされる感じになる…、っていうかそんな気がする。
そういうわけで、フロントスピーカのレベルアップは期待通りの効果を上げてくれたと言えると思う。コストパフォーマンス的にはどうなんだろうか、自分の中に比較基準がないので正直なんとも言えないのだが、とりあえず「損した」って気はまるでしていない。まぁ、他のスピーカで「失敗した~」という経験がないからなのだが(なにせ、まともなスピーカ購入なんて今回のTANNOYの2種が生まれて初めてなんで)、それは、とても幸運なことだと思う。
あ、ちなみに昨日F-1 でホルストの「惑星」のオーケストラライブを聴いてみたが、正直これはいただけなかった。そもそもクラシックを全然聴かないので、よくわからない面もあるのだが、それにしてもまるで面白くなかったなぁ。やはり、このあたりを感動的に鳴らそうと思ったら、アンプにしろ、スピーカーにしろ、もう一桁か二桁くらいのコストアップをしないとダメなんだろう、自分にはほとんど関係ない世界だな。
TANNOY Mercury F-3
Mercury F-1 custom 購入後に「こんなにいいなら F-3 くらいにしておけばもっとよかったのに…」感が非常に強まった。というのも、F-1を購入した逸品館の在庫限りセールで、一本 25,000円強で売られていたからなのだが、以前はこのページを見つけることができずに「あ~、在庫が掃けてしまったんだなぁ~」と諦めていた。
ところが、土曜日にふと同ホームページの他の製品とかレビューとかを何気にぶらついていて、上の「バーゲンのページ」を発見。(というか、この逸品館さんのサイトは、正直非常に見通しが悪くて、どこに何があるのかわかりにくく、一回たどりついたところに再び行くのも一苦労だったりする)そこにはTANNOY Mercury F-3が 25,200円(1本)でまだ販売されているではないかっ!
現行モデルから、F-3はなくなっていて、Mercury F-4 customは2本で 82,500円であることを考えると、2本で 50,400円というのは、かなり魅力的。写真の通り、F-3はF-4と比較すると、160mmウーファーがシングルであるという違いがある。
だが、逸品館さんのレビューでは、その点に関して「ウーファーが一つになったことで、低域の厚みが少なく感じら得ますが、逆に透明度や中高域の明瞭度は明らかに良くなります。」という感じ。
う~ん、悪くないっ!っていうか、いいっ!と思ってしまい、思わずポチッとクリックしてしまった…、のだが…。
あれれ、やはりすでに販売はしていないのだろうか、ショッピングカートに F-3が入ることはないようだ。問い合わせるという手もないではないが、衝動ポチッだったこともあって、とりあえずあきらめることにした。
とは言いつつも、未練たらたらなのはいつものことで、Mercury F-3, F-4 などの評価とか口コミとかを漁りながらうろうろしていたのだが、ヤバ…、ババデンキさんで似たような価格で販売中なのを発見してしまった。1本26,800円。ただし、こちらは送料込み。それでも逸品館さんよりは少しだけ割高だが「いっそ F-4 custom にしてしまえ~」側へダイブしてしまわないくらいには、何とか許容範囲か。
ということで、さんざん思案してしまったのだが、結局、心のゴーサインは探していた段階で出てしまっていたのか…。どんなに理性があらがっても無駄なのか…。サラウンド側を、F-1 customにして、フロントを F3 とすれば、サブウーファーはいらないかもしれない(逸品館さんのレビューでは、フロントを F-4, サラウンドを F-3 とすれば、サブウーファーはいらないとあるが、そこまで低音ボコボコでなくてもいい気がしている)。が、そのためにはセンターも Mercury FC へグレードアップが必要だなぁ~。あ、でもCDは2chで聴いているから関係ないか。
今のおんぼろサブウーファーでも、2.1chの方がなんとなく音の豊かさというか、どんな安物ソースでもコロッケを食べるなら、あるとないとではずいぶん違うみたいな感じの違いがあるからなぁ~。F-3にして、トールボーイ+ウーファーの口径アップでサブウーファーなくてもOKねとなってくれるといいなぁ~。
ってなんで、サブウーファーにこだわるかというと、うちの安物サブウーファーは、しばらく信号が来ないと、オートで電源が切れるタイプで、鑑賞途中、結構な頻度で電源のON/OFFが発生して、その度にけっこうな音でノイズが「ブヒッ」って感じで発生して気になるんだよねぇ~。
あぁ~、しかし、さすがにカメラかレンズの一部をドナドナしないとダメっぽいなぁ~、と未明の反省会。
