2008年7月の分
鳳山雅姫(とりやままさき)
鳳山雅姫、タイトルにも書いたとおり「とりやままさき」と読む。この人を初めて知ったのは、TVドラマの「早乙女タイフーン」のエンディングテーマになっていた「渇いた胸」に興味をもったとき。今、Wikipedia で調べてみると、2001年のことなのだそうだ。すでに丸7年になるってことになる。それから、インディーズ時代に出していたシングルとかも買い集めて彼女の出したCDは一通りそろえるほどにファンになっていたわけだが、このところまるで活動の話を聞かなかったせいもあって、実はすっかり忘れてしまっていた。
で、オーディオ環境の整備の過程で、昔のCDを再度聴きなおしていたりの、その道半ばで、かけてみた彼女のCDが他のアーティストのものと比較して、かなりだめというか、アレンジの構成が貧弱というか、すかすかな感じで「おいおい、手を抜きすぎやろ~」と思ったことについては、前にも触れたと思う。
今回、自室、リビングともに、セッティングなど一応決着したと思ってもいいくらいにはなって、たまたまテストにKOKIAの「songbird」を聴いてみた(のも前回書いたけど)。すると、これまで自分が持っていたこのCD自体に対する印象が変わってしまうほど、とてもいい感じに聴こえちゃったのだ。そういうわけで、「さればっ!」と思って、鳳山雅姫のCDのリベンジとなった。
選んだのは、大した意味があるわけではないが「恋におちたふたり」と「あなたと見た夜」の2枚。最初に出したアルバムと、現在もっとも新しいアルバムということになる。
早速、聴いてみた感想だが、予想通り、前回の「ダメダメ」評価とは、かなり違う違うものになった。前回「すかすか」と思っていたのは、どうも彼女の曲のアレンジの傾向が影響していたようだ。ダイナミックレンジが広いというか、楽器の音のレベルが大きいグループと小さいグループにはっきり分かれているために、再生能力がないと、大きいレベルの音の楽器だけが目立ってしまい、小さいレベルで入っている楽器が「音」として形を成さないために、なんか音数の少ないアレンジに聴こえてしまって「聴きごたえがない」という不満だけを感じることになる。また、まだセッティング半ばで、音自体もガサツだったために、再生時のボリュームもあまり大きくする気がしない状態で、中途半端に小さいレベルで聴いていたことも影響していると思う。小ボリュームでは、ただでさえあまりきれいに再生できていない繊細な楽器の部分が、もう完全に「なんだかわけわかんない音」になってしまっていたんじゃないだろうか。
今回、セッティングが進み、ボリュームも前より十分にあげることができたために、小さい音の楽器を明確に解像するようになった。そのために、喰い足りない感がずいぶんと改善され、曲の印象がずいぶん変化したように思う。前ほどに「つまらない」アレンジとは感じなくなった。
以上は、アルバム2枚のどちらにも感じたこと。だが、とはいうものの、残念ながら、曲やアルバムの完成度としては、あまり高くないというか、正直成長を感じさせないできではあるかなと…と辛めの評価になってしまう。彼女の拙いが、ストレートな詞は個人的にはツボなのだが(だからこそ、ファンであるわけだけど)、いかんせん「曲」としてみると、今ひとつであると思う。
しかし、ではどうするべきか…というとむずかしい。彼女もすでに26か…。現在は主にモデルとしての仕事が多いのだろうか、ブログを見ると、割と更新も順調で、楽しそうではあるのだが「自身」を位置づける何かを見つけられているのだろうか?と思ったりもする。わはは、もちろん、人のことを心配している状況なんかではない自分のことは、地上30階ほどにある棚に上げっぱなしなのではあるが。
ケーブルの威力
実のところ、今回(この5月くらいから)オーディオがプチ・マイブームになるまでは、いわゆる高級ケーブルの効能にはかなり懐疑的だった。少なくとも、自分程度の、いい加減なというか、あまり繊細とは言えない音楽鑑賞力で、はっきりわかるほどの差はでないのではないか?とかなりその効果を怪しむスタンスだった。
ところが、今回は何を思ったか、自室のセットでは、アンプDTX-5とフロントスピーカーのTANNOY Mercury F-3間に、逸品館さんお勧めのAET/AIRBOWのHCR-ACF/EZ、なんと特価で1,200円/mという自分のようなへっぽこオーディオファンにはもったいなさすぎるような、ってそんなこと言っていては、きっとオーディオファンとは言えないのだろうが…。で、その人生初って感じの高いケーブルにしてみた。(とはいえ、逸品館さんのケーブルラインナップを見ると、ペアではあるが、70,000円/1.5mとか、さらに2.5mペアで20万円以上とか…お、おそろしい…、まぁ何100万円もするスピーカーと何100万円もするアンプを接続するんだろうから、当然なのか…。うちの家より高くなるよ…)
あ、違った…。このケーブルは TANNOY Mercury F-1customと一緒に買って、最初からこのケーブルとTANNOYスピーカーという組み合わせだったのか、ただし、最初アンプは PIONEERの VSA-C300だった。そんなこんなで、実はこのケーブルの効能というものが、わからない組合せというか、順番での投入だったわけだ。
同様に自室にCDプレーヤーCD6002を追加したときも、一緒にRCAケーブルを変えた(実は、ほんのしばらくはおんぼろケーブルでつないでいたが、その状態ではほとんどちゃんと聴いていない)ために、これまたケーブルの効能について確信を得ることができなかった。という感じで、またもや、コンポーネント本体と同時にケーブルも変わることになり、ケーブルの効能に対する懐疑を覆すにはいたらなかった。
で、今回、リビングのオーディオのプチグレードアップについては、なぜかケーブルの威力を思い知らされるような順番での導入となった。最初、アンプは VSA-C300、スピーカーはTEACの5.1chセットのサラウンドスピーカ2個で、その間は、あり得ないほどおんぼろな(と今なら言える)スピーカーケーブルだった。ただ、その段階では何がどの程度問題なのか、今よりさらに全く分かっていない状態だったので、聴こえてくる音はかなりショボイ感じではあるが、これはおそらくスピーカーのせいではないかと思っていた。(今思うと最大の原因はスピーカーケーブルだったと、ほぼ断定できる)
その後、ヤフオクで落札した現在使用中のTANNOY Mercury mX-3が届き、スピーカーだけを交換。ところが、思い描いていたような劇的変化が感じられない。もちろん、その前のサラウンドスピーカーとは比較にならないが、その当時はすでに自室で TANNOY Mercury F-3 を使用中だったので、それとの比較で言うと、はっきり言って全然ダメ、同系列のスピーカーとはとても思えないって感じ。しかし、これがアンプのせいなのか、スピーカーのせいなのか?それ以外なのか?あるいは、全部?なのか、分かっていない。
で、いろいろ悩んでいる間に、スピーカーケーブルが届いた。今回は、さすがに自室のような立派なケーブルは使えなくて(実は設置の関係で、自室よりも長さも必要だったし…)、ヤフオクでBELDEN9497を4mx2ゲット。240円/mと、HCR-ACF/EZの1/5の単価だが、モノ的には定評があって、それなりに安心して使える。届いたものを見ると、さすがにHCR-ACF/EZと比較して、シールドとか、芯線の様子とか、値段なりの差はあるようにも思えるが、問題は性能というか、効能だろう。
これが、最初のケーブルに関する「びっくり」。いやはや、全然違う、同じスピーカーなのか?と思えるほど、印象が変わった。というか、だいぶん、自室の F-3 に近づいたという感じだ。その後にさらに、スピーカーターミナル側に、これまたヤフオクでゲットしたY字ラグを圧着して、接続するとさらに、F-3に近づいた気が…(この違いはさすがに、どの程度だったか、よく覚えていないが)。とにかく、このときに、ケーブルやスピーカーターミナル部の接続の大切さというか、確かにはっきりと効能があるという確信を初めて実感することができた。
そうなると、リビングでCDを聴いているうちに「もうちょっと、もうちょっと」という気持ちになってきてしまうのもいたしかたない…なんてことで。結局、アンプのリプレースとCDプレーヤー新規導入ということになってしまった。もちろん、これらによってリビングのリスニング環境は相当にグレードアップしたのだが、最後のサプライズは、その新アンプのONKYO A-973とCDプレーヤーのmarantz CD5400とをつなぐRCAケーブルの効能。これも最初は余っていた新品のビデオデッキ用のステレオ音声+ビデオの3本のケーブルがひっついている安物ケーブルを使っていて、特に大きな不満はなかったというか、アンプとCDプレーヤーが変わったことによるグレードアップ感が大きくて、それ以上を望む気持ちがわいてきていなかった。
とはいえ、自室のセットと比較すると、今ひとつというか、なんとなく「おもちゃ」っぽい音という(あくまで比較的ということだが)印象であり、まぁ、コストを考えると、このくらいの差は許容範囲か?という感じ、優劣というより、好き嫌いに属する差かもしれないなんて思っていた。
そうして、今朝届いたのが、一応というくらいの気持ちで、これまた、ヤフオクで落札した「カナレL-4E6S RCAピンケーブル」。50cmx2、送料含めて1,460円となかなかのお買い得。ちなみに自室のモガミ+ノイトリックの50cmx2は2,000円ちょっとになる計算だが、それよりはちょっとだけ安いことになる。
しかし、今回は交換前に、安物ケーブルでさんざん聴いたり、自室と比較していたりしたせいか、交換後の音にはちょっと驚かされた。(まぁ、交換前と後で同じソースを聴き比べたわけじゃないので、あまり信ぴょう性はないのだけれど)印象としては、ちょっと良くなりすぎて、下手すると自室のセットよりいい感じになっちゃっているんじゃないか?と逆の意味で「問題」になるくらい、よくなってしまった。ソースはKOKIAの「songbird」で、そもそもこのアルバムは楽器の分離がはっきりしているんじゃないかとも思うのだが、それにしてもそれぞれの楽器がきれいに鳴っているというイメージがさらに強まって、とても心地よい。
心配になって、聴き終わってから、同じCDを自室に持っていき、聴き比べてみることにした。そうすると、自室では、まず低音がかなりしっかり出ている、低音の一つ一つにインパクト感がある。、そのため、最初繊細さというかくっきり感で、リビングに劣るような気がするのだが、しばらく聴いていると、そんなこともなく、あらゆる楽器がちゃんと鳴っており、それについてリビングに劣る感じはしないってことに気づく。どちらかというと、自室の方が、それぞれの楽器の音が「しっかり」しているというか、密度が高そうという聴こえ方だ。あ、そうそう、あと、実際に自室の方がリビングより空間的に狭いのだが、音自体も自室の方が狭い空間で、ちょっとブーミー気味に鳴り響いているって感じも持った。なんか、「ぎゅっ」としている密度感がややもすると「窮屈」な印象になってしまう。晴ればれ感というか、爽快感という意味ではリビングに軍配が上がるように思う。
問題はそれらの差が、何によるのか、さっぱりわからないことかな~。自分にも他人にもまるで参考にならない「感想」で、情けないことこの上ない(笑)。
結局、たとえ、総計10万円ちょっと程度のオーディオシステムでも、ケーブルにはそこそこ気を使わないと、投資がまるで無駄になりますよという教訓を得られたというのが今回の大きな収穫。この差は、オーディオファンとかマニアとかしか気にしないというような差ではないと思う。(リビングの実際のコストは、オークションのおかげで6万円程度だが…、アンプだけは新品で全体を押し上げちゃっているが、それがなければ、3万円しないというケチケチセット)
そうして、ここまでやって、もしかするとアンプのリプレースはなくても、よかったのかもしれないという気もしている。さすがにアンプだけ戻して、聴き比べてみる根性はないし、確かに A-973による向上分は大きいはずだとは思う。しかし、それでも、もともとのスタートは「お古のアンプを活かす」ことが目的だったわけで、リビングのグレードアップにかかったコストの60%弱を占めるのがアンプのリプレースコストというのは、どう考えても本末転倒だ。(が、こればかりは、実際にリプレースしてみないと、それだけの意味があるかどうかはわからないんだよなぁ~、それにA-973自体はいいアンプで、もの自体には大満足しているし)
marantz CD5400 ~ リビングのオーディオ
結局、PSXをCDプレーヤーとして使用するのは何かと不便だということもあって、リビングで使用するCDプレーヤーをヤフオクで入手した。自室のプレーヤーが marantz CD6002なので、というほど強い関連があるわけでもないが、USED marantz CD5400を5,000円でゲット。
そもそも、こういった単体のCDプレーヤーというのは、すでにかなりニッチな市場になってしまっていて、バリエーション自体があまり多くない。これは「CDプレーヤー」がというわけではなく、いわゆるフルサイズのバラ売りオーディオコンポが、と言うべきだろうが。それでも、各社ハイエンドのレンジでは、そこそこ力の入ったモデルを出しているが、実売が7~10万円とかいう話になる感じ(これでも、ハイのローという位置づけか。印象なので数字的にはあまり正確ではないです)。
もちろん、その上の数10万~7桁までのものもあったりするが、どちらのレンジも自分にはあまり縁のない世界。この世界もかなり二極化が進んでいる。
もちろん、自分に縁のあるのは、ローエンド極で、新品での実売が5万円以内、そうとうがんばって7万円までくらいか?で、ヤフオクで探しているのは、当然このクラスのデモノで1万円以下で入手できるもの。となると、かなり限られてくる、メーカーで言うと、ONKYO, DENON, PIONEERとかになるが、いずれも一般にはネームバリューがあるせいか、値ごろ感のある出品はあまりない。というか、そもそも出品のほとんどは、数年から10数年前のモデルがほとんどで「当時10万円以上したものを、1万円」とか言われても、さすがに食指が動かない、デジタルの世界は日進月歩、特にコストダウンのスピードは半端じゃないことを考えると、失敗の可能性が非常に高いように感じる。
って、ことで数少ない候補の中から、実はたまたまというか、ある意味必然というべきか、この marantzのCD5400になった。このモデルは現行の CD5001のひとつ前のモデルで、面構えが少し変更されているが、ハードウェア的にはほぼ同じものと思われる。DACもcirus logicのCS4392で同じだし、その他のスペックもほとんど同じ。(ちなみに自室のCD6002はCS4398)重さが CD5001の方が300gほど重いのだが、ご自慢の「高速電流バッファーアンプ搭載ヘッドホン回路」の分じゃないかなぁ~、だとすると自分にはほぼ関係ない部分。
この marantzのCD5xxxモデルはクラス的には同社の単体CDプレーヤーの最廉価モデルとなり、希望小売価格が3万円弱、実売が2万円前後というもの。その上が CD6xxxのクラスで、希望小売価格が4~5万円、実売が3万~4万円という感じ、もちろん、さらにその上や上の上もあるが。現行のCD5001だと新品が最安で17,800円(税・送料込)ほどだった。CDプレーヤーは、大別するといわゆる円盤を安定的に回転させる「トランスポート部」と、そこで拾ったデジタル信号を上手にアナログ信号に変換する「DAC部」に、「お金をかける部分」をわけることができるが、いずれも数万円程度のコストアップでは、はっきり効果が出るくらいに「よく」するのは無理らしく、ミドルクラスがスカスカという感じのラインアップ。まぁ、それでも2,3万円のローエンド、10万円前後のミドル、数10万~数100万円のハイエンドという感じだろうか。
おっと、なんか脱線しまくり。で、自分が落札したブツは、当然中古で、フロントパネルの正面左下にちょっとだけぶっつけ傷があるが、遠目にはほとんど気にならない。また天板にもありがちなゴム足のあとが残っていて、これはちょっと気になるが正面からは全く見えないので、一応OKということにする。何とか消す方法があるかなぁ~?という感じのものを 5,000円+送料(1400円)でゲットできたのは、まぁそれほど悪い取引ではなかったように思う。(まぁ、ものとしてちゃんと機能すれば、ではあるが)
で、そそくさと、今までCD INPUTにつながっていたPSXをAUX INPUTに移して、CD5400をCD INPUTに接続。実は、ここに使用するカナレのRCAケーブルも注文してあるのだが、届くのは明後日の予定なので、とりあえず安物のケーブルで我慢。で、アンプの電源、CDの電源と入れていき、音源にはyuiの「CAN’T BUY MY LOVE」を選択。
「ふむ、ふむ」…低音の表現がガラッと変わったのをまず感じた。それにより、このCD自体への印象も変わってしまうほど。自室ほどではないが、ボーカルの定位も前より、ずいぶんくっきりしてきた。などと思いつつ聴いていると、さらに、自室と比較して不満だった「音の種類」が、格段に増えているのに気づいてきた。分解能っていうんだろうか、楽器の数が増えて音楽自体が「厚く」なった感じ。自室にしろ、リビングにしろ、こうしてオーディオを「音がしていたらOK」レベルから、徐々にグレードアップしていくと、よくなったと感じるポイントはだいたい「低音」に関する部分だなぁ~と思う。あとは、音の種類というかいろんな音が聞きわけられるようになってくるってことか。
前回「CDプレーヤーの違いに由来するような差があまり見いだせなかった」なんて書いたのだが、大きな間違いというか、大アマであったと思い知らされた。これを聴いちゃうと、もうPSXには戻れないと確信できる。直接には関係ないが、実はATRAC3でPSXに保存した音楽も前回「大満足」と書いたが、そのあと、やはりというか、少々音的に不満を感じてきたところだったので、もう音楽に関しては、CD5400を使ってだけ聴くことになりそうな感じだ。
とりあえず、これでリビングでも、自分の安い耳でなら十分満足できる音楽が聴けるようになった、と言えると思う。めでたし、めでたし。
ONKYO A-973
いくらなんでも、そろそろ打ち止めます。さすがにやばいです…。結局、自分へのクリスマスプレゼントか?とか言っていたのに、我慢できずにリビングのアンプをグレードアップした。
いや、こんな無理やりな流れじゃなければ、もう1,2ランク上のアンプだって考慮したかもしれないのに、何しろ後ろめたい感バリバリでの選択なので、思わず2~3万円とかいう、超初級クラス・カテゴリからの選択となってしまうしかない。
CDプレーヤーのCD6002の流れからmarantzかな?とも思ったのだが、少なくとも現状のAVアンプ VSA-c300から、投資に見合うだけというか、ちゃんと実感できるだけの「効果」を期待できるものじゃないと悲しかろう…。しかし、marantzのエントリークラスPM4001では、下手すると自分の耳ではVSA-C300からの変化がわからないかもしれない。その上のクラスのPM6001は、高音部を脚色した感じの音で、それが悪いわけではないが、好き嫌いの分かれるところというような口コミを見て、一歩後退(maranzのエントリークラスのアンプ全般の傾向らしい)。
まぁ、先達のアドバイスとして「試聴してから決める」という鉄則があるが、ものぐさ小僧の自分としては、なにしろ全くお店に出かけないで、通販で購入という、掟破りなので、口コミ情報はある意味、機材決定の要だったりする…。もちろん、だからと言って、機材選択の失敗の責任を自分以外に帰するようなことは、決してしない。あくまでも、その情報を「信頼」あるいは「判断材料に使用できると判断」したのは自分なのだから。あ、当たり前のことを偉そうに言ってしまったすんません…。
で、結局タイトルの通り、ちょうどこの時期、なぜか叩き売り状態になってきているONKYOのA-973を新品でゲット。ONKYOのピュアオーディオアンプの系列ではA-1VL, A-977に続く3番手ということなのだろうか。希望小売価格は52,500円のところ、送料込みで31,460円。marantzのPM6001が逸品館さんで 26,800円なので 5,000円プラスの価格だが。この選択が吉なのか、凶なのかは、なにせPM6001を使って比較してみないことにはわからない。こういう「趣味」の買い物のおもしろいところで、26,800円という「安さ」が逆に不安になって候補から外れたりするんだよねぇ~。
写真の通り「もの」としての質感というか、所有者的満足感は 30,000円強のものにしては、かなり立派。青色LEDは下手するとゴテゴテして下品になるのだが、そういったこともなく非常に上品なルックスで大満足だ。また、自分だけかもしれないが、リモコンでのボリューム操作で、ボリュームダイヤルがちゃんと回転する、それもすご~くなめらかに回転するのに、ちょっと感動。
で、導入の成果はどうだったのか?という話になるが、VSA-C300でも、一応それなりに満足していたつもりだったのだが、さすがに違います。これは、いくら自分のおぼつかない耳でも違いを認識できるよね、って感じ。以降は、A-793 & TANNOY Mercury mX-3 での印象ということになる。また、ソースはSONY PSXのDVDプレーヤーとHDD中のATRAC3音源である。もちろん,PSXとA-973はアナログで接続、安物のRCAケーブルだ。
言葉で表現するのは、難しいが、先ず頭に浮かんだ言葉は「音がリジッドになった」だった。VSA-c300のときは、音がふにゃふにゃしていたというわけではないのだが、それでもアンプの変更により肌で感じる【しっかり感】が変わったと感じた。こういうのを「音の密度」っていうのかな?違う気もするが。
無理やりに比喩すると、同じ容積の中に入っている内容物(この場合は音?音色?)の量が増えて、中身のみっちり感が格段に増して、それが「リジッド」という言葉を想起させたんじゃないかと思う。
あと、このアンプのおもしろいところは、仕組みはわからないが、割と小音量でもいい音に聴こえることじゃないだろうか。「PURE DIRECT」モードにしているので、トーンをいじってはいないはずなのに、これは自分的にはかなり嬉しい長所だ。
ちなみに、自室の【DTX-5 & TANNOY Mercury F-3 、音源はmarantz CD6002で接続にはMOGAMI 2394のRCAケーブルを使用】と比較すると
- 前述の「リジッド」感はリビング(A-973)の方がより強い。これが美点なのか?というのはあるが。
- ボーカルの定位は明らかに自室(DTX-5)の方がはっきりしていて、まるで目の前に人が立っているみたい。
- 低音の迫力は自室(DTX-5)だが、悪く言うと「ブーミー」とも言えなくもない。自室のSWのせいか?
- それなりのボリュームでの聴きやすさは自室(DTX-5)。小音量での「いい音」感は、圧倒的にリビング(A-973)。
- 音の分離というか、解像感というのかは自室(DTX-5)かなぁ。リビングでも不満はなかったのだが、改めて自室で聴くと、こちらの方がいろんな音が聴こえるというか、音の種類に関心がいってしまうような感じ(それがいいのか悪いのかはわからない)。自分的には、どっちも嫌いじゃない。
なんて感じの違いを感じた。どれをとってもアンプだけの違いで生じているとは思えないのがミソ(笑)。なんか、部屋の広さ、セッティングの違い、リスニングポイントの違いなど、機材そのものじゃない部分の影響も大きいと思う。あと、CDプレーヤーの違いに由来するような差があまり見いだせなかったというのもポイントかも。「リビングはPSXだから、しかたないね~」って思えるようなことが、全然なかった。というか、ATRAC3でさえも、とてもいい感じに鳴ってくれて、153bpsとかだったと思うのだが、すごいなぁ~ATRAC3。
お昼のアールグレイ
お昼は、近くのスーパーで買ってきた惣菜パンってことにした。ヨシケイの献立はサバの生姜煮だったので、これを作って食べてもよかったのだが、ただなんとなくって感じで。
で、飲み物をってことになるのだが、簡単な仕組みでありながら、お勧めなのが、この紅茶を入れるガラスのカップ。カップにすっぽりとはまるプラスチック製の茶こしと、ガラスの蓋がセットになっていて、
- カップに熱湯を注いで温める。温まったら、湯を捨てる(自分はポットに戻したりしている…笑)
- カップに茶こしをセットして、お茶の葉を適量、入れる。自分は緑茶用のお茶パックの袋に入れてセットするようにしている。でないと、あとで洗うのが面倒なんだもん。
- 熱湯をドボドボと注ぐ。あんまりいっぱい入れるとふたと茶こしが浮いてきちゃって、運ぶ時にこぼれそうになるんだけど、ついつい目一杯注いでしまう…。
- セットのガラス製の蓋をして、十分に蒸らす。
- いい感じの色になってきたら、蓋を取り、茶こしも取って、蓋の上に置く。
- あとはおいしくいただく。
という寸法だ。ここのところ、お気に入りは、ジャン・リュックかぶれで、アールグレイ。アールグレイにもいろいろあるみたいだが、当然、そんな細かい違いはわからないので、「アールグレイ」と言って売ってあるお茶を飲んでいるだけだが。最初、香りがなかなかきついが、なれると、これが病みつきになりますなぁ~。
このカップは、コーヒーと紅茶でお世話になっている「珈琲問屋」さんのバーゲンで見かけて、480円くらいでコーヒーや紅茶と一緒に注文して買ったもの。値段の割に実物は、けっこう安っぽいというか、ちゃちい感じで第一印象はお世辞にもよろしくなかったのだが、実際に使用してみると、見かけによらず、耐熱ガラスのしっかり感があり、さらに茶こしと蓋の使い勝手が非常によくて手放せないものになってしまいそうだ。
それまでは、ティーポットで淹れていたのだが、準備にしろ、後始末にしろ、微妙に面倒だし、そんなにたくさん欲しいわけじゃないのにティーポットって…という感じもあって、お茶を淹れる機会自体が減ってしまっていた。が、これだと、非常に手軽に飲みたいときに飲みたい分だけ淹れられる上に、後片付けも非常に簡単とあって、断然アールグレイを楽しむ回数が増えた。
このカップ、かなりのお勧めっ。
