COLD CASE
この春から、ごひいきの海外ドラマがことごとくシーズンの端境期に入ってしまい。きれいさっぱり、何もやっていない状況になってしまっていたのだが、ようやくここにきて、「バトルスター・ギャラクティカ」シーズン1の吹替えの放送が始まり、さらに「チャームド」のシーズン5もスタート。あと、これはプレミアム放送で第1話だけだったが、「LOST」シーズン4がスタートした。
控えには「HEROS」シーズン2、「ヤングスーパーマン」シーズン5、「バトルスター・ギャラクティカ」シーズン2、「スターゲイト」シーズン7~10(自分がシーズン6までしか消化できていないからなんだけど)、「スターゲイト・アトランティス」シーズン3、「ミディアム」シーズン2ってな感じだろうか、なんか見落としている気がしないでもないが。
今、FOXチャンネルのホームページをのぞいたら、実はけっこうよさげな作品を放送しているのね。「ボーンズ」とかもここでやっていたのか、これは知り合いが電話で一押ししていた作品だ、レンタルでキャッチアップして観てもいいかも。
あ、それは置いておいて、実は初回放送から、かなり面白そうで第1話、2話くらいは観たのだが、その後見ずじまいになっていたのが、この「COLD CASE」という作品。なんでも、アメリカでは(っていうかフィラデルフィアでは?)「殺人」に時効がないらしい。で、事件が発生してから、解決しないままの殺人事件のファイルが警察署の大きな倉庫部屋みたいなところの棚にずら~っと保管されていたりする。こういう事件を「コールドケース」っていうらしい。
そうすると、発生から20年とか経ってから、当時は証言できなかった証人とか目撃者から「実は~」という電話が警察署にかかってくる。ま、いろんな事情で、最初は不本意だったが、そういう「コールドケース」担当になった殺人課の女刑事「リリー・ラッシュ」がそういった「大昔」の事件にかかわり合っていくという物語。
放送当初は吹替えがなくて字幕放送のみだったせいもあって、どうもいまいち感情移入ができなかったことと、第1話、第2話くらいでは、まだこの作品の本当のいいところが見つけ切れていない「模索中」って感じの内容だったこと、の2点のせいか、結局リタイアしてしまっていた。
ところが、3月からだっけ?2月かな?吹替え版の放送を第1話からやるというので、これはよさそうと思って録画しておいた。が、実はつい最近までこれも結局観ないまま放置状態。で、まぁ気まぐれから、録画分の消化を始めたわけなのだが…。
で、この作品が確固たるパターンを獲得したのは、おそらく第4話「churchgoing people」からではないかと思う。10年以上も解決されずに、お蔵入りになっていた事件というのは、基本的に普通じゃない事情があるわけで、その事情というは常に「悲哀」を伴うというパターン。ただただ「悪意」の犯人が、巧妙に十数年を逃げおおせていたのを、主人公の女刑事が追い詰めるとかいう話ではない、そう、そういう話ではまったくないのだ。
被害者、加害者を取り巻く、「特殊」な事情、それはいわゆる「ドラマ」にはなりそうにない(いや、むしろこの頃はよくドラマネタにされるといった方が正しいか)、どちらかというとマイノリティな環境や事情と、関係者たちの当時の、そして現在の心理が繊細かつ微妙に絡み合い、「ドラマ」を織りなしていくとでもいうのだろうか。
第4話以降、毎回、物語が佳境に入るあたり、事件の真実や、現在の関係者の立場や感情が明らかにされるあたりでは、オーバーでなく、涙ボロボロ状態にされてしまう。とにかく、素晴らしいドラマであることは間違いない。第3話あたりまでで挫折してしまった人は、もったいなさすぎるので続きをぜひ見てほしいと思う。また、まだ見ていない人は、第3話くらいまではイントロダクションだと思って、第4話くらいから、気合い入れて観ると泣けますよ(笑)。
ところで、これって実は石の森章太郎の「お宮さん」がおおもとのネタだよなぁ~という気がしないでもないのだが、文化的に均質性の高い日本が舞台ではこれほどまでに「えぐる」ストーリーにはなりにくいってことなのかな。でも「お宮さん」もすごく面白かったけどね。
しかし、字幕放送はしゃべっているときの役者の細かい表情とかのニュアンスを見落としちゃうから、好きじゃないなぁ~。確かに本来の役者の肉声によるニュアンスがなくなるのは痛いかもしれないが、吹き替えしている声優さんは一応その肉声を聞きながら、ある程度は反映させて、吹き替えているわけで、フィルターが掛かっちゃってはいるが、消え去ってしまっているわけじゃない。それに対して、字幕を読んでいる間に見落としちゃう役者の表情やジェスチャのニュアンスは、当然字幕には全くふくまれていないわけで、そちらの方が明らかにロスが大きい。
本当は、字幕なしの肉声で完全に理解できるといいのだが、セリフを理解するというのは「字面」がわかればいいのではなく、ネイティブゆえの「文化的」理解も欠かせない、それも「活きのいい」情報でだ。だから、普通はなかなか難しい。まぁある程度理解できる段階で海外ドラマとか、あるいは海外のニュース、CNNとか、YouTubeとかで観まくれば、そういうものもゲットできそうではあるが。
ってことで、翻訳屋さんと声優さんにおんぶに抱っこで吹き替え版で実は観たいんだよなぁ~海外ドラマや洋画は。
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