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Archive for 2010 年 5 月 3 日

MG-F516いわゆるMEDIA keg

kegとATH-CKS70

とにかく、ただじっとしていると、悲しいことばかり考えるので、ちょっとでも興味をそらすために、連休特需で、二つほど新しいギミックを調達した。

一つ目が、前から気にはなっていたデジタルオーディオプレーヤー、Kenwoodの「MEDIA keg」である。初代、二代目のkegはハードディスクプレーヤーで、その音質のすばらしさが、かなりの評判になっていた。が、時代はフラッシュメモリプレーヤーの時代だ。ということで、kegもフラッシュのプレーヤーを出したのだが、初代のMG-E5xxシリーズがダメダメでかなりケチョンケチョンな言われよう。さすがにそれでは、手が出せない。

それから、まぁ、おそらく1年や2年は経ったのだろう。

実は、今回は、もともと今の30GBのiPodにMac miniの中のiTunesのApple Losslessの曲が入り切らなくなってしまったのが発端。それで、フラッシュでそれ以上の容量となると…と探してみると、iPod Touchの64GBくらいしか、よさげなのがない。が、もちろん、まだまだ相当なお値段だ。下手すると、iPadが買えちゃいそうなくらいの。

もちろん、フラッシュでないならば、160GBの大容量を誇る iPod Classicがある。実際、今後アルバムを全部Losslessで蓄積していって、iPod内も圧縮なしにするのだとすると、64GBでも、けっこう不安で、できれば160GBくらいは欲しいところ。

しかし、そこでふと思った、そもそもiPod+ATH-CKS70を使う限りにおいて、Losslessで聴くことに、そんなに大きな意味があるのか?実際のところ、iPodの「音」についてはあまりいい評価を聴かないし、実際圧縮音源とLosslessの差をそれほど大きく感じたことはないじゃないか?と。

さらに、根源的には、外に持ち出して、劣悪な環境で、イヤフォンというこれまた非常に制限されたスピーカーを通して聴くのに、「音質」がどうとか、言うことにそもそも意味はあるのか?

意味があるのかないのか、それはiPodだけを使用していたのでは比較対象がないから、判断のしようがないじゃないか、と手前勝手に論法だけが前へ進んでいく。では、「音質」重視のプレーヤーを使用して、その意味を、この身を以て体験してみるということこそが、今行うべきことなのだ。

そうして、思い出したのが「MEDIA keg」というわけ。調べてみると、昔のハードディスクプレーヤーのkegは入手が難しそうだし、たとえあっても、なんかプレミアがついていそうだ。そこで、フラッシュ版の「今風」kegだが、前述の通り、初代のMG-E5xxはたいそう評判が悪い。が、その後、昨年の暮れに新型となる MG-F5xxシリーズが発売になったのだが、こちらはハードディスク版のkegには到底敵わないが、それでもいい勝負はしていると言うくらいには改善されているとのこと(あ、今なんか変なこと言いました?意味不明なこと?)。少なくとも、iPodよりは数段マシというか優れているのだそうだ。そう言われても、iPodしか知らなくて、それほど悪いとも思っていない自分的には、想像のしようがない。

最初に調べたのは、いつもの通り Amazon。4GB, 8GB, 16GBというラインアップなのだが、フラッシュのコストなんて、そもそもしれている上に、現在進行形でメディア単価は下がり続けているので、ラインアップの本体の大きさが全部同じだとすると、4GBというラインアップにはほぼ存在意義がなくなってしまっている。8GBと16GBでさえ、価格差は1,000円程度になってしまっていて、16GBが15k円を下回っているという状態。Amazonはデフォルトで「人気順」すなわち「注文が多い順」に商品が並ぶのだが、kegシリーズはそのままでは、普通目に触れることはないだろうみたいな、順位に埋もれてしまっている。

おっと、そうだ4GBにも実は意味があった。なぜなら、このkegにはmicroSDのスロットがあって、そちらに入っている音楽も再生できるのだ。先達たちのブログを見ると、それはそれは使い勝手が悪いのだそうだが、それでも、ここに16GBのmicroSDを挿せば、4GBでも合計20GBのプレーヤーになるのだから、意味がないわけではない。現在16GBのmicroSDが最安値だと3k円から4k円の間くらいであるが、それなら、最初から16GB版にすれば?という気もしないではないが。

で、結局、Amazonでお急ぎ便で買えるのが、8GBのシルバーのみ。タイミングを待てば、買えたかもしれないが、16GBのブラックが狙いだったので、他の選択肢と言うことになり、結局は久しぶりにビックカメラのオンラインショップで注文。10%のポイントもついたので、実質13.5K円弱となり、むしろ割安に入手できた。ただし、さすがに翌日というわけにはいかず、5/1未明注文で5/3午後に届いたという感じ。

早速箱から出してみると、やはりフラッシュメモリプレーヤーだなと思える小ささと軽さ。まぁ、それでもiPod nanoと比較するとかなりの容積かもしれない。しかし、iPod classicなどと比較すると、容積も重量も1/nという世界だ。

再生中、ディスプレイは素っ気ない

で、前述の通り、音質、それもLosslessでの使用を考えているので、CDからのリッピングと、kegへの音楽データのロードをどうするかという問題がある。これは、ブツが来てからバタバタしたくなかったので、一昨日、ちょっと調べて、よさげと思えた「media monkey」を使用してみたのだが、熊木杏里の「はなよりほかに」も「風と凪」も、freedbでリストが見つからずに、Track-1とかなってしまい、いきなり萎えてしまった。で、結局は iTunesでリッピング設定を Apple Losslessではなく、wavとすることにして、kegへの転送は、エクスプローラーでズリズリとドラッグアンドドロップということになった。

ってことは、すなわち、いわゆるプレイリストとかは使わないわけだが、kegで聴く場合はむしろ「アルバム」や「アーティスト」を意識してしっかり聴く感じになると思うので、今のところはまるで気になっていない。気の利いたプレイリストで聴きたいときは iPodを使うよって感じ。どうせ、Genius DJがkegでできるわけでもないし。

あと、wavファイルだと、タグがつかないので、アルバム名やアーティスト名がファイルにつかないため、kegの液晶での表示も写真のように Unknownという情けないものになってしまう。調べてみると wavファイルにタグをつけることは実際には可能らしいのだが、そもそもそれを解釈するソフトウェアがほとんどないそうで、そうだとするとおそらくkegでもだめな可能性がめちゃくちゃ高い。

実は、いろんなところで話題になっていた新kegのファームウェアの不具合、フリーズとか、突然の再起動とか、ちょびっと心配だったのだが、今のところ出会っていない。全部で9GBほどのwavデータを転送したが、ビビりなので、一度にはコピーせず3回ほどに分けてコピーしたのがよかったのか、確かに遅いのにはびっくりするが、それでも、特にフリーズしたり再起動したりすることなくコピーも終わり、再生できている。もしかすると、暖かい(って言うか、暑いんだけど)から?温度が低いとメモリのIOに問題が起こるのか?カメラみたい(笑)。

で、問題の音質だが、やはりiPodよりは「いい音」っぽく聴けているような気がする。いつもいつも同じパターンだが、いいオーディオになると、それまで聞こえていなかったか、あるいは音はしていたのだろうが意識に上らなかったような「音」が聞こえてくるようになる。今回の場合も、あれ?iPodのとき、こんな音していたっけ?っていう感じだろうか。そう言えば、確かに据え置きオーディオで聴いていたときには、気づいていた音なんだけど、iPodでは、それがなくなっていることに気づいていなかったらしい。まぁ、いい加減なリスナーでごめんなさいって感じだが、こうしてみると、より据え置きオーディオに近い感じで聞くことができるってことか。まぁ、今度通勤の電車の中で吊革につかまった状態で、座席の間に立って、目をつむって聴いてみて、この感じか、この感じに近い雰囲気で音楽を聴くことができるというならば、「高音質」のポータブルオーディオにも意味があるなって結論になるな。何か、ATH-CKS70への印象もちょっと変わってしまいそうな感じ。

ただし、これはkegの責任というわけではないのだろうがアルバム「風と凪」については事情により、MP3の320kbps→media-monkeyでCD化→CDからwavとしてリッピング→kegへ転送というややこしい状態で聴いてみたのだが、CDからの生リッピングのwavと比較すると、明らかに「ざらつく」音になってしまっていた。しかし、これだけ途中を経由していると何が悪いのかよくわからない。試しにと思って、最初のMP3化したファイルをそのままkegに送って聴いてみると、特徴的な「ざらつき」は気にならないようだが、音そのものが、いわゆるノイズリダクションかけ過ぎてディテールがつぶれちゃった写真みたいな感じ。やっぱ、CDから直接リッピングしたwavが一番だと痛感。

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